WordPress 5.5で何が新しくなったのか?新機能や変更点を紹介

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2020年8月11日にWordPress 5.5「Eckstine」がリリースされました。現在、WordPress 5.5へのアップデートが可能です。WordPress 5.5で何が変わったのか、新機能や変更点をご紹介します。

WordPress 5.5のリリース日

WordPress 5.5は、2020年8月11日(火)にリリースされました。

WordPress 5.5の開発サイクルは次のようなスケジュールでした。

日付内容
2020年7月7日Beta 1
2020年7月14日Beta 2
2020年7月21日Beta 3
2020年7月27日Beta 4
2020年7月28日リリース候補(RC) 1
2020年8月4日リリース候補(RC) 2
2020年8月10日ドライラン
2020年8月11日リリース

2020年9月1日にWordPress 5.5.1がリリースされました。バグの修正が含まれています。

他のバージョンにおけるリリース状況は以下の記事で確認できます。

WordPress 5.5のコードネーム

WordPressのコードネームはジャズミュージシャンにちなんだ名前が付けられています。

WordPress 5.5のコードネームは、アメリカのジャズミュージシャンのBilly Eckstine(ビリー エクスタイン)にちなんでEckstine(エクスタイン)と名付けられました。

Billy Eckstine I Apologise – YouTube

WordPress 5.5のサーバー要件

WordPress 5.5を実行するためには以下の要件が推奨されています。

WordPressの各バージョンで推奨されているPHPとMySQLのバージョンは以下の記事をご覧ください。

WordPress 5.5の入手方法

WordPress 5.5はダウンロードページから入手できます。

WordPressのダウンロード方法は下記の記事を説明しています。

WordPressのベータ版を試すには?

WordPressのベータ版を試すには、WordPress Beta Testerプラグインをインストールします。

ベータ版は開発中にデータベースの構造が更新される可能性があります。必ずダウングレードできるとは限りません。

運用しているサイトでは使用しないようにしましょう。ローカル環境をご用意ください。

WordPress 5.5のアップデート方法

WordPress 5.5に更新するにはダッシュボードの更新ページで今すぐ更新ボタンをクリックします。

メジャーアップデート前には必ずファイルとデータベースのバックアップをとりましょう。

更新中はメンテナンスモードになります。

WordPress 5.5の新機能と変更点

WordPress 5.5では、下記のような新機能や変更点があります。

ブロックエディター

WordPress 5.5では、ブロックエディターのエクスペリエンスが1,500以上改善されます。

ブロックの追加

ブロックの追加パネルが画面左側に固定されます。スクロールすることですべてのブロックを確認できます。

ブロックの追加パネル

カテゴリも変更されています。

BeforeAfter
一般ブロックText
フォーマットText
 ‐Media
レイアウト要素Design
ウィジェットWidgets
埋め込みEmbeds

ブロックパターン

ボタンやギャラリーなどデフォルトでいくつかのパターンが用意されています。

ブロックパターン

画像の編集(トリミング/回転/ズーム)

ブロック内で画像のズームやトリミング、回転などの編集ができるようになります。

画像の編集

デバイスごとのプレビュー

編集画面でデスクトップ、タブレット、モバイルのスクリーンサイズでプレビューできます。

今まで通り新しいタブでプレビューすることもできます。

デバイスごとのプレビュー

モバイルを選択した状態です。スクリーンサイズは変更されましたが編集ができます。

モバイル

XMLサイトマップ

XMLサイトマップがデフォルトで有効になります。投稿やページ、カスタム投稿タイプなどが出力されます。

プラグインとテーマの自動更新

プラグインとテーマが自動更新に対応するようになります。1つずつ自動更新するかどうかを設定できます。

プラグインの自動更新

自動更新したいテーマはEnable auto-updatesをクリックします。

テーマの自動更新

ZIPファイルをアップロードで更新可能に

プラグインとテーマを手動で更新したい場合は、ZIPファイルをアップロードするだけで更新できるようになりました。

画像の遅延読み込み

デフォルトで画像の遅延読み込みをサポートします。投稿内のimgタグに「loading=”lazy”」が自動で追加されます。

遅延読み込み

アクセシビリティの向上

WordPressはリリースのたびにアクセシビリティが向上しています。WordPress 5.5も同様にアクセシビリティの修正と強化がされています。

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