WordPress 5.8で何が変わるのか?新機能や変更点を紹介

最終更新日:

2021年7月20日にWordPress 5.8「Tatum」がリリースされました。現在、WordPress 5.8に更新することが可能です。WordPress 5.8で何が変わるのか、新機能や変更点をご紹介します。

WordPress 5.8のリリース日

WordPress 5.8は2021年7月20日にリリースされました。

WordPress 5.8の開発サイクルは次のようなスケジュールでした。

日付内容
2021年6月8日Beta1
2021年6月15日Beta2
2021年6月22日Beta3
2021年6月25日Beta4
2021年6月29日リリース候補版1
2021年7月6日リリース候補版2
2021年7月13日リリース候補版3
2021年7月15日リリース候補版4
2021年7月19日ドライラン
2021年7月20日リリース

他のバージョンにおけるリリース日は以下の記事をご覧ください。

WordPress 5.8のコードネーム

WordPressのコードネームはジャズミュージシャンにちなんだ名前が付けられています。

WordPress 5.8のコードネームは、ジャズピアニストのArt Tatum(アートテイタム)にちなんでTatum(テイタム)と名付けられました。

Art Tatum – YouTube

WordPress 5.8のサーバー要件

WordPress 5.8を実行するためには以下の要件が推奨されています。

WordPressの各バージョンで推奨されているPHPとMySQLのバージョンは以下の記事をご覧ください。

WordPress 5.8の入手方法

WordPress 5.8はダウンロードページから入手できます。

WordPressのダウンロード方法は下記の記事を説明しています。

WordPress 5.8のベータ版を試すには?

WordPressのベータ版を試すには以下の2つの方法があります。

ベータ版は開発中にデータベースの構造が更新される可能性があります。必ずダウングレードできるとは限りません。

運用しているWebサイトでは使用しないようにしましょう。ローカル環境をご用意ください。

WordPress Beta Testerのインストールからベータ版に更新する方法は以下の記事でご紹介しています。

WordPress 5.8のアップデート方法

WordPress 5.8に更新するにはダッシュボードの更新ページで今すぐ更新ボタンをクリックします。

メジャーアップデート前には必ずファイルとデータベースのバックアップをとりましょう。

更新中はメンテナンスモードになります。

WordPress 5.8の新機能と変更点

WordPress 5.8では、下記のような新機能や変更点があります。

WebP対応

WordPress 5.8からWebPがサポートされます。メディアライブラリにアップロードして使用できます。

メディアライブラリ

ただしPNGなど他の画像形式をWebPに変換することはできません。WebPは自分で用意する必要があります。

以下の記事では、WebPとは何か、WebPに対応しているブラウザやメリット、画像をWebPに変換する方法を説明しています。

IE 11のサポート終了

WordPress 5.8でInternet Explorer 11(IE 11)のサポートが終了します。

IE 11でダッシュボードを開くと警告が表示されますので最新のブラウザを使用しましょう。

IE 11のサポート終了

IE 11のシェアやサポート終了による影響については以下の記事をご確認ください。

ブロックウィジェット

投稿と同様、ウィジェットにもブロックエディターが採用されました。ウィジェットエリアに任意のブロックを追加できるようになりました。

ブロックウィジェット

従来のウィジェットに戻したい場合は、Classic Widgets pluginをインストールして有効化します。

クラシック(レガシー)なウィジェットに戻ります。

クラシックウィジェット

以下のコードでブロックウィジェットを無効化することもできます。

remove_theme_support( 'widgets-block-editor' );

テンプレートエディター

テンプレートエディターは、特定の投稿やページにブロックテンプレートを作成・編集できる機能です。

デフォルトでテンプレートエディターは無効になっています。テーマのfunctions.phpに以下のコードを追加すると有効化できます。

add_theme_support( 'block-templates' );

新規をクリックしてみましょう。

テンプレート

カスタムテンプレートを作成します。

  1. カスタムテンプレートの名前を入力します
  2. 生成ボタンをクリックします
カスタムテンプレート

テンプレートエディターが表示されます。ブロックやパターンを使ってブロックテンプレートを編集できます。

テンプレートエディター

パターンディレクトリ

パターンディレクトリからお好きなパターンをコピー&ペーストするだけで投稿で使用することができます。

パターンディレクトリ

コピーしたいパターンの上にマウスを移動し、Copyボタンをクリックします。

パターンのコピー

投稿内でCtrl+Vでペーストするとコピーしたパターンが表示されます。

パターンのペースト

ブロックエディター

新しく追加されたブロック

デザインカテゴリとテーマカテゴリに14個のブロックが新しく追加されました。

テーマブロック
ブロック説明
サイトロゴサイトロゴを表示します
サイトのキャッチフレーズサイトの説明を表示します
サイトのタイトルサイトのタイトルを表示します
アーカイブタイトルアーカイブのタイトルを表示します
投稿カテゴリー投稿のカテゴリを表示します
投稿タグ投稿のタグを表示します
クエリーループクエリの結果として投稿の一覧を表示します
投稿タイトル投稿や固定ページ、その他の投稿タイプのタイトルを表示します
投稿コンテンツ投稿や固定ページの内容を表示します
投稿日投稿の日付を追加します
投稿の抜粋投稿の抜粋を表示します
投稿のアイキャッチ画像投稿のアイキャッチ画像を表示します
ログイン/ログアウトログイン/ログアウトのリンクを表示します
投稿一覧先頭固定表示の投稿を除いた、最近の投稿の一覧を表示します

新しく追加されたブロックのうち、クエリループブロックを紹介します。クエリの結果として投稿の一覧を表示します。

クエリループ

クエリの引数をカスタマイズできるオプションが用意されています。投稿タイプや並び順、カテゴリーや投稿者で絞り込むことができます。

クエリループブロックのオプション

リストビュー(リスト表示)

アウトラインの代わりにリストビューが追加されました。すべてのブロックが一覧で表示されます。リストビューからブロックをクリックすると移動できます。

ブロックにHTMLアンカーが設定されている場合、リストビューに表示されます。

リスト表示
操作キーボードショートカット
ブロックリストビューを開くShift+Alt+O

ブロックツールバー

ブロックツールバーがより直観的になりました。関連したツールがグループとしてまとまっています。

下記は画像ブロックのWordPress 5.7とWordPress 5.8の比較です。

ブロックツールバー

デュオトーンフィルター

画像ブロック、もしくはカバーブロック内の画像とビデオに「デュオトーンフィルター」が追加されました。

WordPressにアップロードした画像にデュオトーンを適用することができます。

デュオトーンフィルター

デュオトーンとは何か、デュオトーンフィルターの使い方は以下の記事で紹介しています。

グループブロック

グループブロックに以下の3つのオプションが追加されました。

  1. スタイル
  2. 間隔
  3. HTML element

HTML elementは、div/header/main/section/article/aside/footerから選択できます。

グループブロック

ソーシャルアイコンブロック

ソーシャルリンクの揃え位置を変更できるようになりました。

ソーシャルアイコンブロック

ボタンブロック

ボタンブロックでスペースを均等に割り付けて配置できるようになりました。

ボタンブロック

カラムブロック

カラムブロックに色と間隔を指定できるようになりました。

カラムブロック

テーブルブロック

テーブルブロックのテキストの色を変更できるようになりました。また背景色も任意に指定することができます。

テーブルブロック

PDFの埋め込みをサポート

ファイルブロックでPDFの埋め込みがサポートされるようになりました。投稿内でPDFがプレビューされます。

埋め込みの高さなども指定することができます。

PDFの埋め込み

フルサイト編集は使える?

WordPress 5.8では、サイトのすべてのエリアをブロックエディターで編集することはできません。

ブロックウィジェットや新しく追加されたクエリループブロックなどフルサイト編集に向けて機能が追加されています。

完全なフルサイト編集は2021年中を予定しています。今すぐフルサイト編集を試したい方は以下の記事をご確認ください。

過去のアップデート内容

今までのアップデート内容は以下の記事でご紹介しています。

go to top