WordPressを手動でインストールする方法
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WordPressを手動でインストールする方法を1つずつ丁寧に解説しました。手動インストールのメリット/デメリットから準備するもの、インストール手順まで幅広く説明しています。
手動インストールとは?
WordPressの手動インストールとは、データベースを自分で用意してセットアップすることです。
サーバーにWordPress本体のファイルをアップロードし、データベースを作成して接続させます。
手動インストールのメリット/デメリット
手動インストールのメリットとデメリットを挙げました。
メリット
- 任意のバージョンのWordPressをインストールできる
- データベース名、パスワードなどの情報を自分で決められる
- 簡単インストールがないサーバーにもインストールできる
デメリット
- 専門用語が多く出てくるので理解するまでに時間がかかる
- FTPツールなどサーバー以外に用意する必要がある
簡単インストールと手動インストールの違い
簡単インストールと手動インストールの違いを表にまとめました。
簡単インストール | 手動インストール | |
---|---|---|
WordPressのバージョン | サーバーにより異なる | 任意のバージョンをインストール可 |
データベース名/パスワード | 自動で決まっている場合がある | 任意の内容に設定可 |
FTPツール | 不要 | 必要 |
簡単インストールについては以下の記事をご参照ください。
WordPressの簡単インストール方法と対応レンタルサーバー
用意するもの
手動インストールするためには以下のものが必要です。準備しましょう。
レンタルサーバー
WordPressがインストールできるレンタルサーバーを用意します。レンタルサーバーの選び方は以下の記事でご紹介しています。
最適なWordPressのレンタルサーバーを選ぶ方法
レンタルサーバーのうち共有サーバーを一覧化しました。サーバーを選ぶ際にご利用ください。
WordPressが使える共有サーバー一覧(82プラン掲載)
ドメイン
サーバーから付与されたサブドメインか、もしくは自分で独自ドメインを用意します。
独自ドメインの場合は事前にネームサーバーの設定をしておきます。
FTPソフト
WordPress本体のファイルをサーバーにアップロードするためにFTPクライアントソフトを用意します。
無料のFTPクライアントソフトとして以下のようなものがあります。
- FFFTP
- WinSCP
- Filezilla
手動インストール手順
WordPressを手動でインストールするには以下の7つの手順を行います。
1. WordPressをダウンロードして解凍する
WordPress本体のファイル一式をダウンロードします。ダウンロード方法は以下の記事をご参考ください。
WordPressをダウンロードする方法(ダウンロードサイト/ページ)
ダウンロードしたzipファイルを解凍します。Windows 10の場合、zipファイルを右クリックしてすべて展開を選択します。
展開ボタンをクリックします。
「wordpress」というフォルダーが作られます。解凍が完了しました。
2. データベースとユーザーの作成
WordPress用のデータベースとユーザーを作成します。サーバーによってデータベースを作成できる方法が異なります。
サーバーのマニュアルを確認しましょう。
データベースはcPanelなどのコントロールパネルやphpMyAdminから作成することができます。
cPanelの場合
cPanelにログインします。
MySQLデータベースウィザードをクリックします。
データベースを作成します。
- 新しいデータベース名を入力します
- 次の手順ボタンをクリックします
データベースユーザーを作成します。
- ユーザー名を入力します
- パスワードを入力します
- パスワード(再入力)を入力します
- ユーザーの作成ボタンをクリックします
ユーザーをデータベースに追加します。
- すべての権限をチェックします
- 次の手順ボタンをクリックします
データベースの作成が完了しました。
3. サーバーへのファイルアップロード
FTPソフトのWinSCPを使ったファイルのアップロード方法を紹介します。
まずFTPホスト/FTPユーザー/FTPパスワードを入力してサーバーに接続します。
- サーバー側でWordPressをインストールしたいディレクトリーを開きます
- ローカルにあるWordPressフォルダ内のファイルをすべて選択します
- アップロードボタンをクリックします
ファイル一式がサーバーにアップロード(転送)されました。
4. WordPressのURLにアクセスする
ブラウザでWordPressのファイルをアップロードしたURLにアクセスします。アップロードした場所によってURLが異なります。
ルートディレクトリ(ドキュメントルート)にアップロードした場合、「https://example.com/」のようなURLになります。
サブディレクトリにアップロードした場合、「https://example.com/wp/」のようなURLになります。
さあ、始めましょう!をクリックします。
5. データベースの情報を入力する
データベースに接続するための情報を入力します。
- データベース名を入力する
- データベースのユーザー名を入力する
- データベースのパスワードを入力する
- データベースホスト名を入力する
- テーブル接頭辞(1つのデータベースに複数のWordPressを作動させる場合)を入力する
- 送信ボタンをクリック
WordPressがデータベースと通信できるようになりました。インストール実行ボタンをクリックします。
6. ブログの情報を入力する
WordPressのインストールに必要な情報を入力します。このプロセスは5分間インストールと呼ばれます。
- サイトのタイトルを入力する
- ユーザー名を入力する
- パスワードを入力する
- メールアドレスを入力する
- 検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする場合はチェックする
- WordPressをインストールボタンをクリック
7. 管理画面へのログイン
WordPressのインストールが成功しました。ログインボタンをクリックします。
- ユーザー名を入力する
- パスワードを入力する
- ログインボタンをクリックする
WordPressの管理画面にログインできました。
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