WordPressのライセンスとは?GPLの基礎知識
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WordPressはGPLと呼ばれるオープンソースライセンスのもとに公開されています。オープンソースとは何か、ライセンスの種類、GPLについて説明しています。
オープンソースとは?
WordPressはオープンソース(オープンソースソフトウェア)として提供されています。
オープンソースソフトウェア(Open Source Software)とは、ソースコードが無償で公開されており、誰でも自由に複製・改変・再配布ができるソフトウェアのことです。略称はOSSです。
WordPress以外にもデータベース管理システムのMySQLやプログラミング言語のPHPもOSSです。
オープンソースライセンスとは?
オープンソースは無料で利用できますが、指定されたライセンス(使用許諾条件)に従う必要があります。
オープンソースライセンスの種類
オープンソースライセンスには次のような種類があります。
- GPL
- MPL
- BSDライセンス
- MITライセンス
- Apacheライセンス
GPLとは?
GPLとは、GNU General Public Licenseの略で、GNU GPLとも呼ばれます。GPLには以下の4つの自由があります。
- だれでもプログラムを実行できる自由
- 複製(コピー)できる自由
- 改変、変更できる自由
- 改変したものを再配布できる自由
GPLは再配布されるプログラムに対しても同じライセンスで配布することが義務付けられています。この考え方をコピーレフト(copyleft)と呼びます。
GPLには現在広く使われているVersion 2とVersion 3があります。
WordPress本体のライセンス
WordPress本体のライセンスはGPL v2以降を採用しています。
テーマやプラグインのライセンス
WordPressコミュニティ内には100%GPL、スプリットライセンスという考え方があります。
100%GPL
テーマやプラグインに含まれるすべてのファイルに対してGPLまたはその互換ライセンスを採用することです。
WordPress 公式ディレクトリにテーマやプラグインを公開する場合は、100%GPLである必要があります。
スプリットライセンス
PHPコードのみをGPLまたはその互換ライセンス、その他のファイルについてはGPL互換ではないライセンス、というようにライセンスを分けて採用することです。
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